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今年で開店10周年!!お酒もフードも宴会も充実の大人気店「梅酒BAR SOUL COMPANY」。おもてなし精神溢れるスタッフと居心地の良さが抜群!必ず帰ってきたくなる「記憶」に残る場所として長きに渡り人気を得ています☆

麻生歴24年 井原 慶一朗さん

麻生の南地域となる「北34条」駅から徒歩1分、住宅街の中にありながらも、10年間も不動の人気を誇る個性的かつアットホームなダイニングバー。梅酒の種類は150種!お好みの味に出会える事、間違いナシですよ☆ フードメニューも充実!スタッフがお客さまに喜んで頂くためにざまざまな要望にも応えてくれるんですって。お気軽に声をかけてみてくださいね。

個性的なお店を出す前は

今年で10周年との事でおめでとうございます!
まずお店を出そうと思ったキッカケを教えてください。


ありがとうございます!
元々はすすきののダイニングバーで働いていました。
そろそろ次の段階へと進もうと思っていた時、
前々から「辞める時にはしっかり後輩に引き継ぎをして、最後の日までキチンと働く姿を見せます」と上司に伝えていたので、いざ辞める時には次の仕事を考えずにひたすら引き継ぎに集中していたんです。
本来なら次の仕事も同時に進めながらやるんでしょうけど、どちらも中途半端になるのはイヤだなと思って…。

そのお陰かありがたい事に、辞める当日には系列店のスタッフやお客さまがたくさん駆け付けてくれて、最後までやり抜く大切さを見せる事が出来たので本当に良かったと思いました。

でも、そういえば、明日から仕事が無いなって(笑)。


…スゴイです。その後が気になります。

SOUL COMPANYの場所は以前、知り合いのご夫婦が営んでいたリサイクルショップだったんです。
でも急に退去する事になったようで、本当にたまたまなんですが、ビルのオーナーさまに「ここの場所借りない?」と声かけて頂いたんです。

店内を見せてもらった時、カーブしているカウンターがイイ感じで、すぐに自分が立ってお客さまが入っているイメージが湧いたんですよ。
その場で「借ります!」と決めました。
仕事を辞めた次の日でした。
以前から北34条付近に住んでいたので地元だし、あまり人の流れが無い所でチャレンジしてみたいという気持ちもあったんです。

梅酒の魅力に惹かれて

「梅酒BAR」にしようと思ったのはなぜですか?

すすきので働いていた時に、お休みの日に気に入って飲みに行っていた居酒屋があったんです。
10年前は、梅酒がメニューにあっても銘柄が書いていないのが当たり前だったんですけど、そのお店は5種類もあって驚いたんです。
日本酒で漬けた「鶯梅(おうばい)」がすごく美味しいのでよく飲んでいましたね。
その時から、漠然とですけど、もし自分でお店をやるなら、美味しい梅酒を多くの人に伝えられたら良いなと思うようになりました。
実際にお店を始めてから、わざわざこの北34条まで足を運んでくれる為にも「梅酒」をキーワードにしよう、好きな方たちが口コミしてくれて集まってくれるかもかもしれないと、コンセプトを固める事にしたんです。


梅酒のもつ魅力とは何だと思われますか?

ビールや日本酒などのお酒の種類によって苦手だったりキライな方はいると思うんですけど、「梅酒がキライ」という方がほとんどいないと感じているんです。
男性・女性や年齢関係無く幅広く楽しめるお酒で、僕の中では「嫌われないお酒」という位置にありますね。
甘いのは飲まないという方にオススメする銘柄もありますし、日本の誇れるお酒だと思っています。


梅酒の名産地というのはあるんでしょうか?

梅が採れる地域ではよく作られているんですけど、基本的には沖縄以外では梅の実は生るそうなので、全国で漬けられているんです。
沖縄も別の地域の梅を使って梅酒を作っているくらいですよ。
少し前に“梅酒ブーム”あったので、10年前は全国で1000種類くらいだったんですけど、現在は4000種類にまで増えているんです。
今はブームは落ち着いて定番化していると思います。

フードもココでしか味わえない、ヤミツキメニューがたくさんあります☆

フードも豊富ですね。イチオシメニューを教えてください。

オープン当時、僕はインスタントラーメンしか作れなかったんですけど(笑)、料理が好きなスタッフに恵まれましたね。
僕自身もお客さんのリクエストに応えていこうと頑張ったら人気メニューになったり、いつのまにかフードが充実していったという感じです。
BARと名乗っているのであまり食事を連想出来ない方もいらっしゃるんですけど、料理だけ楽しみに来る方も多いんですよ。

イチオシは、おつまみだと「絶品うめろう」です。
「なめろう」の味噌の代わりに梅を叩いたもので、梅のパウダーがかかっている海苔が付いているので、包んで食べて頂きたいですね。

オープンしてずっと人気なのが「高菜とじゃこの梅ごはん」、
それと塩にこだわるスタッフオススメの「雪塩カルボナーラ」(パウダー状の塩「雪塩」を使用)は濃厚なのにあっさりしていているので、ぜひお試し頂きたいですね!


お客さまの年齢層や狙い目の時間帯を教えてください。

幅広いお客さまに来て頂いていますが、僕が今38歳なので僕の年齢の前後の方(25~40歳くらい)が中心になっていると思います。
2名くらいでゆっくり話しているという方が多いでしょうか。
オープン直後(18時~)だと割と空いている確率が高いので狙い目ですよ。

なんとプロの書家としても大活躍!

書家としてのお顔もあるとの事ですが、どのようなキッカケで始められたのでしょうか。

僕は左利きで、小学校の習字の時間では右手に直されていたのであまり好きにはなれませんでした。
だから昔から書いていたという事ではないんですよ。
お店を開業して1年くらい経った頃、少ないなりにも来て下さるお客さまへ“感謝のメッセージ”を書いて渡すという事を始めたんです。
「また行ってみようかな」と思い出して頂ければ嬉しいなと。

最初はボールペンで書いていたんですけど、筆ペンだと汚い字も“味”に変わるのでは?と思ったんです(笑)。
そんな中「アート書道」のワークショップに参加した時に、先生から「左で自由に書いて良いですよ」と言って頂いてから、より書くのが楽しくなっていきました。
友達へのメッセージカードとか、還暦などのお祝いにも書いてと頼まれる事が増えていったので、自分の字で良ければと喜んで書かせてもらっていました。
5年前のあるイベントに出た時からプロの「書家」と名乗って活動を始める事になったんですよ。

ここのお店には、人が集まり、旅立っても戻ってくる魅力があるんです。

お客さんと接して嬉しかったエピソードは?

10年間もお店をやっているといろんな方のターニングポイントに出会える事が多いんです。
嬉しい報告も悲しい報告もあります。
僕は話を聞くのが好きで、いろんな相談を受けるんですけど、人生を変える決断をして旅立っていく人がたくさんいました。
そして数年後には“就職してうまくいっています”とか、“いろいろありましたけど結婚しました”“子どもが産まれました”などを報告しに来てくれるんです。
人生の大事な場面の場所として認識して頂いているのがすごく嬉しいです。

つい先日も、3月末にお店でプロポーズをされたご夫婦が入籍報告に来てくれたんですよ。
お二人の為に卵焼きを作った事があって「思い出の卵焼き」としてまた食べに来てきてくれるので嬉しいですね。
お店のコンセプトに「お客さまの夢を叶える」という想いがあるので、お客さまの食べたいもののリクエストがあったら時間がある限り応えるようにしています。
その日に叶えられなかったら、次回ご予約された時に当日までご用意させて頂きます。
うちのスタッフはお願いされる事が好きですし、お店としてもやった事がない事は成長できるので良い事ばかりなんです。


自慢を教えてください!

そうですね、お店の自慢としては…
10年間で一回も求人広告を出した事がないんです(笑)。
長く働いてくれたスタッフがいたことは事実なんですけど、人が欲しいなと思った時に不思議と問い合わせがあるんです。

オープンしてから短期で働いてくれた方の後、その友人が代わりに働いてくれるようになり、2周年を迎える頃、「平日に働ける方が来たら良いな」「なんか東北の方とか面白いかも」「デザートとか作れる製菓学校とか出身の人なら最高!」とかお客さんと笑いながらしゃべっていたんですよ。
そしたら次の日、「バイトの募集はしていないと思うんですけど、面接してくれませんか?」という電話がかかってきてきたんです。
その方が岩手県出身の製菓学校を卒業した男性だったんですよ。
そのまんま来たーって思いましたね、不思議です!
結局、もう一人のスタッフと共に6年も働いてくれたんですよ。

2人がたまたま同じタイミングで辞める事になって、またイチからスタートだなと思っていたら、週一のスタッフがフルで出勤してくれるように。
さらに、お店でライブイベントを行っている中で出演していたミュージシャンのタスクくんが「僕も働かせてほしい」と。
昨年、書家としての仕事が忙しかった時期にもう1人くらいの必要かなと思っていたら、知り合いの飲食店から「梅酒バーで勉強をしたいという子がいる、4月までの期間限定なんだけど働かせてあげて欲しい」と電話があったんです。

本当に必要な時に人が来てくれるんだと思いました。
なぜ集まってくるのはか分からないんですが、本当にありがたいです。

僕個人の自慢としては、
書家の活動を通じて、人の喜ぶ瞬間に出会える事が多い事ですね。
還暦のお祝い、結婚、産まれたお子さんの名前を書く事も多いですし、人生の記憶に残る瞬間のお手伝いをさせてもらえてますね。

「麻生人」がお役に立って感無量です。9月には白老梅ヌーボーのお披露目!

最後に読者にメッセージはありますか。

お店も10周年を迎えて沢山のお客さまに来て頂いたんですが「お客さまの夢を叶える」というコンセプトがあるので、大きな夢は難しいかもしれないですけど、「こんなの食べたい」「こんな事やってみたい」「知りたい事」とか要望があったら諦めないで相談してほしいですね。
お店に来て夢を語ってくれたら、ちょっとだけでも叶うかも、、、しれません。

それと、麻生ナビさんには感謝しているんですよ。
以前この「麻生人」に掲載させてもらった時に(※2009年9月~掲載 現在は公開終了)、「イチオシの梅酒はなんですか?」と聞かれたので「白老梅(はくろうばい)です」と答えたんです。
そのWEBの記事を白老梅を作っている愛知県の酒蔵さんが見つけて、お手紙をいただいたのがキッカケで文通が始まったんですよ。
文通していたら会いたくなって、そこから8年間毎年愛知へ会いに行っています。
麻生ナビさんのお陰でご縁が広がったんですよ。

今年も6月に梅酒作りのお手伝いとしてスタッフと一緒に行ってきたんです。
そこで漬けた梅酒は、9月第3木曜日「白老梅ヌーボー」解禁日から飲めます。
「白老梅」も今年で10周年、SOUL COMPANYも10周年なので、メモリアルの梅酒をぜひたくさんの皆さんに味わって頂きたいですね!
是非お待ちしています!

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麻生歴24年

井原 慶一朗さん

梅酒BAR SOUL COMPANY店主。黒いハットがトレードマーク、落ち着いた口調で優しい雰囲気が漂います。なんと「書家」としても活躍中!お客さまの相談に乗ったり、メッセージを書いて感謝を伝えたり。また会いたくなるという秘密がたーくさんある店主さんです。

▲カウンター、テーブル席、ソファ席があり、全28座席。お一人でもグループでもお好みの席でゆったりできますよ。

▲昔からイチオシ梅酒は「白老梅」!ぜひ一度ご賞味ください☆

▲おつまみのオススメは「なめろう」ならぬ「うめろう」! 梅にこだわっているSOUL COMPANYならではです。

▲ソファ席で時間を忘れてゆったりおしゃべりも良いですね。

▲ご予約席には「手書きカード」が。素敵なおもてなしです☆

▲取材終了後、井原さんが「感謝」の文字を心を込めつつもサラリと書いて下さいました!文字の中にはカワイイ顔がたくさん!ありがとうございました!